2024年2月6日に放送された「カズレーザーと学ぶ新知識」という番組で、鍼灸についてとってもわかりやすく放送されていました。
沢山の方に知っていただきたいので、こちらにまとめます。
また、鍼灸以外についても放送内では触れており、面白かったのでそちらも記載します。
2月6日放送「カズレーザーと学ぶ新知識」という番組。
今回のテーマは
①体が硬い人は〇〇も硬い!?
疲れやすい体質改善のカギNO
②心の疲れも体の疲れも正体は一緒!
慢性疲労の原因は脳の炎症
③ツボで本当に疲れはとれる!?
脳内麻薬オピオイド
はじめに取り上げられたのがこちら
解説者は、「神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科特命教授、理化学研究所名誉研究員、日本疲労学会理事長」渡辺恭良先生。
慢性的な疲れの原因は脳にある可能性が高い
20〜40代に疲れている方が多く、70代に元気な人が多い
2023年の全国10万人規模の調査では、男女共に60、70代より20、30代の方が疲れを感じているという結果
厳しい疲労を慢性的に持っている人は、脳に炎症が起きている↓
場所は、中脳の脳幹から脊髄にいく細胞
セロトニンを作っている場所、そのため睡眠の質が悪くなり、痛みも感じやすくなる
疲労回復に睡眠が大切だが、疲れると寝れなくなるという矛盾を感じるとカズレーザーさん
先生は、睡眠時間が長い人は多いが質が悪いと回答
新型コロナの後遺症で記憶障害や集中力低下といった症状のことで
これも脳の炎症が原因
慢性疲労の方は、幸福ホルモンのセロトニンを生成する中脳で炎症を起こしている傾向があり
セロトニン量が減ると痛みを感じやくすなったり睡眠の質の低下を招き、結果さらなる疲労を呼ぶ悪循環に
これと似た状態が、コロナの後遺症としてニュースでも話題となったブレーンフォグ。
脳の重度な炎症により集中力や記憶力に支障
それは、活性酸素
細胞が一生懸命働くためには、酸素を取り込みエネルギー(ATP)を作る
そのATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作る際に、副産物として活性酸素という反応性の高い酸素が生まれる
活性酸素が、タンパク質などをサビつかせることで細胞の機能が低下
これが疲労のコアメカニズム
活性酸素には体内に侵入する細菌やウイルスを殺菌、分解する欠かせない役割があるが、増えすぎて処理が追いつかなくなると体の細胞を傷つけてしまう
そこで、過剰な活性酸素を減らそうと脳がオーバーワークをし炎症を引き起こす、この状態がいわゆる慢性疲労
細胞が元気な時は、活性酸素を自力で消すことができるが、オーバーワークになると消す物質が不足
脳に届く抗炎症薬もあるが、根本解決にはならない
今最先端なのが、ミクログリアというもの
脳内に存在する免疫を司る細胞のこと
ミクログリアには、炎症を起こし異常を知らせるM1と炎症を修復するM2が存在
M2が増えれば慢性疲労が早く解消
今、M1をM2に変える物質が見つかってきたそう
その研究が進めば、慢性疲労の原因を根本から薬で抑えることも可能になるかも
とはいえ、今感じている疲労をどうにかしたい!
・寝る30分以内の長風呂はNG
体温を上げてしまうため
・寝溜めNG
交感神経と副交感神経のメリハリがしっかりとついていることが、疲労を溜めないポイント
・糖質はエネルギー源になるためある程度はいいが、人工甘味料はエネルギーにならない
・ビタミンB1、B12、Dおすすめ
B1は日本人は潜在的に足りていない、食事からでは間に合わない+水溶性のためこまめに足りていない栄養素を入れることが大切
・疲労を溜めないためには
スケジュール管理が大切、予想外の出来事がストレスにつながりやすい
とのことでした。
次は
③ツボで本当に疲れはとれる!?
脳内麻薬オピオイド
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